2019.09.12 No.146 武家屋敷野村家跡と鈴木大拙館 金沢といえば武家(京都といえば公家!)というぐらい、そこかしこに当時の武家がもたらしたカルチャーやその恩恵をみることができる街。その理路整然とした感じ、豪奢なところもありながら、剛健な感じがなんともいいバランスを街にもたらしています。それが多くの観光客を惹きつける地場、波動となっているのでしょうか・・・。 金沢市内。この街を流れる清流がまたいいですね。 石の使い方にもセンスを感じ取れます。(メンテが大変そう) コペンハーゲン?オランダ?みたいなところも要所要所に見て取れますね。 そして向かったのが、全国3位になったこともあるという名庭、武家屋敷跡・野村家。 これが入り口です。 このあたりにありますw。 玄関から外を見たところ。 光さすお庭。ここでずーっとぼーっとしていたい・・・ってボーッとしてたら、足にでっかい虫が!!w 茶室とその隣りのお部屋から外を見るとこんな感じ。 黒田清輝の絵にもこんな背景ありましたね。それを彷彿とさせる和室。いいなぁ〜。ほっこりするなぁ〜。 茶室へと続くところ。随所に粋を感じます。 お庭には巨大な鯉もいました。 ここがうわさの巨大な虫ポイント!w皆様もお気をつけを。 場所変わりまして、鈴木大拙館へ!たてものが究極の引き算の美学の塊のようで、みているだけで、そしてここに佇んでいるだけで要らない思考が削ぎ落とされそうな・・・ 安定の座敷童ゆじ 海外の人も多くいて、zenに興味がある人はやはりおおいのだな〜と思いました。海外にいた時にzenって?ってきかれて答えられない自分がいて、その時に日本のことってなにもしらないなぁ〜自国のことなのに・・・とすごく恥じたのを今でもよく覚えています。多くの海外の人が自国の独立記念日とか建国のこととかをしっていますが、私たちはどうでしょうか?日の本の国がいかようにうまれてどのように今まで在るのか、ご存知でしょうか?そしてzenもそうですが日本独自のカルチャーも多くあり、それらを説明できるでしょうか?自国を説明することは簡単なようですごく難しいことなのだ、とその時に深く思い知ったのですが、ここを訪ねてみて改めてそれを深く感じました。他者への理解、そして他国を受け入れる、理解することは、まず自国を知ること、自分をしること。それが実は世界平和へもつながるような気がしてなりません。