No.075 鍛冶体験 @広島
鍛冶屋さんってみなさんお会いしたことあります?
私は以前2名ほどお会いしたことあるのですが、今回はそんな”希少種”ともいえるご職業の型にお会いして、実際に鍛冶体験をさせていただけることになりましのでそのレポートになります。
広島の某駅でpickupしていただき、
そこからそばに小川が流れるアトリエへと移動。
で、ここからはガチで鍛冶体験がスタート!
エプロンとt-shirtに着替えて、頭には手ぬぐいセット!
(化学繊維等は作業中に燃えやすいからngだそうです)
このあと溶接があったのですが、
お互いに両手もふさがっていますし、
シュバシュバ光がでるのでそれは写真には撮れず・とらず。
時間の関係等から溶接のあとのサンダーがけまでで鍛冶体験は終わりまして、これから先の行程は岡本さんが仕上げて郵送してくださるのでそこはおまかせすることに!
初めての鍛冶体験。(したことある人は少ないとは思いますが)
いろいろと感想はあるのですが、
まぁ普段”これだけハンマーでなにかがを思いっきりガンガン叩くこと”ってないと思うんです。それだけでもある意味、ストレス発散?になりそうですし、そして”鉄は熱いうちに打て”という言葉の意味が”鉄を熱して打つ”実体験を通して腹落ちしました。
やっぱり冷えると整形できなくなって…
当たり前のことなのですが、それを体感して実感できたのは良かったですね。
鉄を曲げたり整形したりするのには火をつかいますが、
槌でがんがんやっていると、やはりどこか昔の刀鍛冶がガンガン叩いて(鍛える?というのかな?!)名刀・妖刀の類を作り上げたように、どこかゾーンに入るというか無心になれる時というのがあるような気がしました。
それゆえに、刀というものには”打ち手の気持ち”がこもりやすいのかな、とも感じましたし、鉄という自然界にあるもの(プラスチックのような化合物とは違うという意味で)を火や水をつかって形を変えたり、用途に適するように”変化・変容”させる、古代から伝わっているある意味プリミティブな職種であるがゆえに、”源”とのつながりを強く感じさせる”何か”がそこにはありました。
火(か)と水(み)を使うお仕事であるがゆえに、非常に危険なところもあると思うのですが、叩いているや火を見ている時など、その一連の動作や行為は”一種の儀式性を伴う側面もあり”…
仕事だけど仕事ではないような、神事?
とも言えるような、鍛冶屋さんとは非常に
神様との距離が近い仕事なのだなと…。
そんなdevineなお役目・仕事だけにたしかに誰にでもできるものではないかもしれませんが、この仕事が将来廃れたり or AIに取って代わられるとかがなければいいな、と。
キチンと技とか思想といったものを継承しながら、
後世にも残ってほしいな、と、思いました。